オードリーヘップバーンから学ぶ~美しい女性の条件とは~

なぜ、オードリーが、人々を魅了し続けるのか

オードリーヘップバーンといえば、
誰もが「ローマの休日」という映画を
思い浮かべるであろう。

気品のある王女らしい振る舞いと
王室から解放され、

街を出かけ初体験をしている時の
生き生きとしたお茶目でキュートな表情。

世界中の人の目に飛び込んで、
心を掴んでしまうほど
人々を夢中にさせてしまったのだった。

ただ美人というだけでは、
人の心を魅了し続けることはできない。

  • ファッションやスタイル
  • 愛くるしい透き通った瞳
  • 話す言葉や優雅な立ち居振る舞い、エレガントさ、気品
  • お茶目で豊かな表情

どんなところがオードリーヘップバーンの
魅力かを考えてみるとしましょう。

今もって輝いて色あせることがない
オードリーヘップバーンの魅力は、

単に、端正な顔立ちや
ルックスやスタイルだけではない。

ただ容姿の整った美人であれば、
いずれは、人々は、きれいな容姿を見るのに慣れ、見飽きてしまうでしょう。

魅力が伴っていなければ、
やはり飽きられてしまうのではないだろうか。

「素朴」であることも重要。

多くの女優の方たちの中で、
有名な方であれば、
その演じた役や演技力などが評価され

有名になり作品として、
人々の心に残るものでしょう。

他の女優の方たちとは
一線を画し異なるところは、
その作品だけではなく
「生き方」や「女性の幸せ」
「仕事との向き合い方」「家族や子ども」
など

『一人間(いちにんげん)』として、
女性としての幸福も
どう生きることが自分も他者も
愛する人も子どももみな幸せであるかを

考えていた人だからでしょう。

その華やかな世界にいながらも、
決して「高飛車」や「傲慢」から、
無縁のかけ離れた人だったのです。

「他者を優先しなかったのは、
恥ずべきことでした。」

周りとの関係を大切にして、
自分を見失わないように
懸命に生きた方だったから
ではないかと思います。

「仕事」「結婚」「子ども」「女性としての生き方」そして「愛」

女優としての仕事だけではなく、人生の全てを大切にしていたのです。

  • 仕事  
    ・「チャンスなんて、そうたびたびめぐってはきません。だから、いざめぐってきたら、とにかく自分のものにすることです。精一杯頑張るのです。何でも簡単には手に入らないのです」

    ・「身なりは人を作るというけれど、私にとっての衣装は、失いがちな自信を与えてくれれるものでもありました」〔ファッション〕
  • 結婚 
    ・「結婚するなら、どっぷりと結婚していたいの。」

    ・「人は、誰かを心から愛したとき、すべてがうまくいくという希望を持ちます。けれど、いつもうまくいくとは限らないのです。」
  • 子ども
    ・「子どもほど大切なものなんてあるかしら」

    ・「あなたたちは私が作り出したふたつの最高の創造物よ。」

    ・「一生を振り返ったとき、映画は、あっても自分の子どもたちのことを知らなかったら、とても悲しいことです。」

  • ・「何を恐れるかといえば、老いや死よりも孤独や愛の欠如です。」

    ・「愛は心の奥深くにある感情、生命力の最も大切なものなのです。」

    ・「愛する力は筋肉と同じ。鍛えなくては、衰えていくものです。」

人間として他者の幸せや
女性として幸福に生きる為、
大切にしていたものが、

その女優という職業だけではなかった
という点が、
他の女優たちとは、一線を画している所以
ではないかと思います。

外側に見えるところも内面~内面の美しさは必ず外に現れる~

オードリーヘップバーンの美しさというものが、
外見的な容姿だけではなく、

特に内面とも真摯に向き合って
生きていたとことが
言葉の数々から知ることができます。

決して、自分自身を
「美人だと思ってはいなかった」と。

「最高の勝利は、
自分の欠点を受け入れられ、
ありのままの自分で
生きられるようになったこと」

その大きな瞳やスレンダーな体型、
骨格と目鼻立ちは、
若い頃のオードリー自身は
コンプレックスであったと語っています。

「自分を客観的に見なければなりません。
ひとつの道具のように

自分を分析するのです。」


しかし、その欠点を隠すのではなく、
チャームポイントとして反対に、
目立たせるようなメイク
体型に沿ったデザインの洋服は、
オードリーヘップバーンが出現して以降、

ファッション業界にも影響を与え、時代を変えていきました。

「フリルを取り去って、リボンを取り去って、
さらに不要なものを取り去れば、

肝心なもの輪郭がはっきりと見えてきます。」


しかし、オードリーの素晴らしいところは、
備わっているものに奢らず、

常に謙虚さと自分の努力できるところを磨き、
内面を磨き後天的な努力を惜しまなかった人であったからでしょう。

苦しみを笑顔で乗り越えてきたオードリーは、
周囲にも、不平を漏らさない、
疲れを顔に出さないと笑顔で接していました。

「私はだれよりも恨みつらみと無縁の人間よ」


どんなに外見的な美しさがある人でも、
きっと心のなかに、
マイナス感情をずっと持っていたら
その内面は、必ず、スクリーンや表に映し出されてしまうものです。


心は、必ず外側にも現れ、内面から変わることが重要だと感じます。


辛さや苦しさを外側には見せないという人生の選択が、奇跡を、チャンスを与えたのです!

オードリー・ヘップバーンの子供たちへの愛から学ぶ教訓

永遠に色あせないスターが私たちに遺したメッセージとは?

オードリーの私の生きるバイブル
にしている言葉をご紹介します!

魅力的な唇になるために、
やさしい言葉を話しなさい。
愛らしい目を持つために、
人のよいよころを探しなさい


おなかをすかせた人に食べ物を分けてあげれば、身体はほっそりするのよ。

1日1回子どもが指で梳(す)いてくれれば、
髪はつややかになる。

決してひとりでは歩いていないことを
知っていれば、
弾んだ足取りで歩いるはず。

おまえの未来のために伝統を残しておこう。
愛情をこめた人のやさしい慈しみは、
けっして失われることがない。

物は壊れたらおしまいだけど、
人は転んでも立ち上がり、
失敗してもやり直し、生まれ変わり、

前を向いて何回でも
何回でもあらたに始めることができる。

どんな人も拒絶してはいけないよ。

助けがほしいとき、必ず誰かが手を
差し伸べてくれることを覚えておきなさい。

大きくなればきっと自分にもふたつの手が
あることを発見するだろう。

ひとつの手は自分を支えるため。
もうひとつの手は誰かを助けるため。

おまえの「すばらしき日々」はこれから始まる。
どうかたくさんのすばらしき日々を
味わえるように。

引用元: AUDREY HEPBURN
〜母、オードリーのこと~
著者ショーン・ヘップバーン・フェラー
発行所 株式会社竹書房

この言葉は、オードリーの二人の息子のために贈った言葉です。

決して、自身の愛する息子だけではなく、
オードリーヘップバーンの他者への愛が
全て詰まっている言葉だと思います。


「この世で一番すてきなことは
笑うことだって
本気で思います。」

「悩ましいことがたくさんあっても、

笑うことで救われる」


オードリーの幼少期は、両親の離婚や
戦争という時代を体験し貧困や飢えを、
苦しみを笑顔で乗り越えてきたのだと思います。


食料の飢餓だけではなく、
父親の愛情をもらえなかったという
愛情の飢餓感も、感じながら
笑顔で必死で生きていた。

彼女は、女優人生の全盛期を経て、
二度の結婚と離婚後、

二人の子どもとの生活を大事にして、
長年公の場には、殆ど出ることがなく

スイスの自宅で花の世話をしながら
穏やかに静かに過ごしていた
ヘップバーンでした。

最後の仕事に選んだのは、途上国の
子どもたちを救う活動でした。

ユニセフの親善大使として、たくさんの人に、
途上国の現状を知ってもらうための活動を
晩年から亡くなる前まで活動を続けました。

おすすめのヘップバーン主演映画TOP3(注:ローマの休日以外)



昼下がり情事

1、『昼下がり情事』    
 監督 ビリーワイルダー


探偵をしている父親のとある浮気調査の件を耳にしてしまった娘は、浮気調査の結果を知って、夫が浮気現場へ拳銃を持って行ったことを聞いてしまい、その億万長者のモテ男を助ける為、先にそのホテルへと向かう。自分が浮気相手になりすまし、夫と遭遇する前に、妻と入れ替わり、モテ男を無事に助けることができたのだが、出会ったその年上の遊び人に恋をしてしまう。
遊び人男と釣り合うために、自分自身がたくさんの男性と付き合ってきたという噓をついたり、遊んでいる女性の振りをしたりして、どんどん自分に夢中にさせて、遊び人の男性を反対に翻弄していくというコメディたっち恋愛ストーリーですが、恋をして女の子が背伸びをして大人の男性と対等になろうとがんばっているところを演じるオードリーが本当に可愛い。
恋をしている女の子はみんな可愛いとおもわせてくれる心温まる作品。クライマックスの列車でのシーンは、何度見ても心が切なくなります。

オードリーの映画は、たくさん素晴らしい作品は、ありますが、こちらの映画はあまり知られていないので、恋をしている女性すべてに見てほしい作品です!



2、暗くなるまで待って』原題: Wait Until Dark   監督 テレス・ヤング

オードリーの主演映画では、珍しいサスペンス映画です。交通事故で盲目になったスージーがある事件に巻き込まれ、一人で2人組の犯罪者と必死に立ち向かう。
オードリーの盲目の迫真の演技に、終始ハラハラドキドキする展開と映画タイトルである『暗くなるまで待って』という意味は、暗いところでは、目が見える犯罪者より、盲目のスージーの方が有利でその強みを生かし女性が2人の犯罪者に勝つという結末が、とても気持ちがいい。



3、『ティファニーで朝食を』  
  監督 ブレイク・エドワーズ  
 原作 トルーマン・カポーティ

田舎から出て、金持ちの男性におこずかいをもらいながら、自由人のように生きているホリー・ゴライトリー。そんな彼女のアパートに、若い青年のポールが越してきた。作家らしいが、売れない作家だろう。金持ちそうな女性と一緒にいることが多い。ホリーは、どことなく自分の軍隊に行った兄の面影があるポールに興味を抱く。ポールも、危なっかしく天真爛漫でどこか放っておけない雰囲気のあるホリーに徐々に惹かれていく。ポールに惹かれているのに、自分はお金持ちと結婚するとポールの気持ちを受け入れず、一人で猫のように自由に生きたいという。ポールはお金持ちのパトロンと手を切り、小説が売れたお金でプロポーズの指輪を買って、彼女に告白するのだが。最後の雨のシーンはとても素敵なので、どうか観て感想を教えてください。

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