敏感なあなたに贈るかくれ繊細さんの特徴分析

ここ数年でHSP
(ハイリー・センシティブ・パーソン)
という言葉が
SNSやメディアでも
よく取り上げられるようになり、

過度に敏感な気質を持っている方が、
人口の約20%、
世の中の約5人に1人の割合で
存在しているということを
認知されるようになってきました。

「HSP」という概念は、
アメリカの心理学者である
エレイン・アーロン博士が、
自分自身の気質を研究し発見しました。

そのHSP気質のなかに、HSS型
(ハイ・ センセーション・シーキング)
HSP (ハイリー・センシティブ・パーソン)
という「刺激探求型」と呼ばれる

外交的な性格で刺激を自ら求めるが、
HSP特有の感度が強いために疲れやすい
というタイプの人が、約30%存在し、
人口では、約6%いると言われています。

HSS型は「相反する気質が自分の中に存在している」

HSS型HSP気質の方は、一見すると、
周囲からは明るい印象を持たれ
活動的で精神的にもタフなイメージ
を持たれます。


本人も、周りと協調したいという望みから、
その求められる性格を演じてしまう傾向
あります。

そのため周囲は、実は本人が悩み、
複雑な感情を抱えていることを理解できず、
HSS型HSPタイプの人が、
より生きづらさを抱えてしまう要因とも言えるでしょう。

私自身の経験や体験からも
お話しさせていただき、

自己理解しながら、
社会においての
自分の気質の活かし方や対処法を
お伝えしたいと思います。

HSS型HSP「かくれ繊細さん」の主な特徴とは?

  • 社交的で明朗なオープンな性格であるが、外からの刺激を和らげ、一人で、調整する時間が必要である。
  • 知識や情報を自ら求めて、収集したり、興味を持ったことへの探求心が強い
  • 新しいことを始めるときに喜びを感じ取り組めるが、「やりがい」や「理由や意味」などを考えてしまうと情熱が冷め、継続できなくなる傾向がある。飽きっぽい。
  • 人と共感し合い、協力的であると、自身のちからを発揮しやすい。反対に、疎外感を感じたり、誤解されていると感じると、力を発揮できず、自分を機能させられなくなっていく。
  • 他者とコミュニケーションを望む一方、苦手なタイプ(圧が強い・コントロールする人)がいる職場では、過剰に無理をしてしまう傾向がある。
  • 外見にも気を使い、「周囲から見られる自分」を気にする傾向がある。見られながら仕事をすることマルチタスクも苦手
  • やる気が起きない時と、元気な時との差が激しい。睡眠が重要である。感情のアップダウンが激しい。
  • 内向的な活動の方が継続的になると、マイナス思考や抑うつ症状が出やすい。
  • 周りを見る洞察力や共感能力が鋭く、一対一の関係では、相手に合わせた会話ができる。職場で馴染んでいない人や苦しんでいる人を放っておけなくなる。
  • 落ち着いて仕事をこなしているように見えて、内心は、失敗を恐れハラハラドキドキしている。
  • 対価に合わない労働をしてしまう。周りの期待に合わせて過剰適応か、また反対に、全く無力になってしまうことが多い。

かくれ繊細さんの特徴は、まだありますが、
この中に当てはまっているものが、
半分以上あれば、
あなたも実は、「かくれ繊細さん」
であると言えます。

仕事での繊細さんが抱える深い悩みとは?

私の経験上から、お話しさせていただきます。

一番辛かったことは、仕事で求められる
周囲の期待値に応えようとして、
限界まで、がんばってしまったところでした。

HSPの方なら、共感できるかと
思うのですが、、、
他人が自分に何を求めているかや
期待しているか、
人の機嫌や他人の感情が読めてしまうのです。

そのため、周りの期待値までがんばり、
一旦、周りが認めてくれた自分を、
維持しなければならないと思い、
頑張り続けてしまったことです。

周囲の評価が高くなってしまうと、
余計に、周りの期待を下げてしまうことに
罪悪感を感じてしまいます。

また、周囲の期待値は、
更に増していくこともあり、

そんな高度な期待に応え続けられるわけもなく、
心と身体は悲鳴をあげているのに、
本音をまったく見せられず、

常に気を張って、孤独感は、
どんどん募っていきました。


自分の心と身体がパンクしてしてまったと
同時に、なにか他の疑問も感じました。


そして、たとえ自分が
精一杯やっていたとしても、
集団社会のなかにいるということは、
周囲との調和のバランスも崩れていくのです。



誰もが、みな「承認欲求」を持っています。
人それぞれ「頑張っている自分を認めてほしい」
という気持ちがあります。

人間関係は、バランスが大事だ
ということを学びました。

人間関係の均衡が崩れ始めることで、
自分自身にも、周りの負の感情の影響を受けてしまい、

モチベーションが続かなくなってしまい、
数年という期間で仕事を辞めるということを
繰り返していました。

多くのHSPの方は、
自分個人の評価よりも周囲と協力し、
貢献することに喜びを感じます。

仕事に専念することに満たされ、
周りとの調和し心地良い関係性を作ることで
モチベーションを維持できるのです。

仕事で輝くための繊細さんの活かし方

前章では、私の経験談をお話ししましたが、
繊細さんは、優秀な方がとても多く
仕事において、
周りから求められ重宝される人材です。


HSPの特質を仕事での活かし方について
お伝えします。

  1. 共感能力の高さ:人間関係の構築に役立ちます。相手の懐に入りやすく、感情が一体化しやすい傾向があるので、カウンセラーや人の相談役、周囲に気を配る細やかさがあり、人付き合いのセンスがある。
  2. 洞察力の鋭さ:他人の長所・欠点を見抜く力があるので、相手の個性を尊重する。人の持っている才能を見抜ける。他人の機嫌や体調、精神状態も分かる。
  3. 仕事を吸収するスピードが早い相手の要望を察する能力があり、教えられたこと以上の自分自身の学びを、自主的に行なうことができる。
    受動的な仕事のみでなく、改善したり、プラスして自主的に行動できる。
  4. 創造する仕事をする上で、単純に与えられた仕事をするだけでは、満たされないので、何か自分なりの工夫完成度の高い仕事を納品し、信頼される。妥協せず、積極的に改善しようとする。
  5. 見極める力がある:2番目の洞察力から他人のことを見極め分かるということよりも、むしろ、今、「何をしたらいいか」や「仕事を辞めるとき」諦めるときなどの見極めるタイミングが直感で分かったりと、先読みすることが得意です。

HSS型HSPの方は、社交的で
コミュニケーション能力が高いにも関わらず、
やっていることが持続できなかったり、

他者に理解されにくいため、
自分自身のことを過小評価し、
自己肯定しにくいという傾向があります。

しかし、それは、
あなたが悪いわけではありません。


決して、自己否定はしないことを前提として、
自分の特質を社会のなかで、
活かし役立ててください。

自分自身から生まれたプラスの動機から
その能力を活かすことができるはずです。

決して、他人軸にならないように
気を付けてください。


しかし、HSPの気質の人は、
非HSPの方より、感情の壁が薄く、
他人の感情を自分にとりこみやすいです。

自分の意識が、他人に向いて、
苦しくなったら、

意識を外ではなく自分の内側に向け、
自分の身体の感覚や心拍数、
自分が何を思っているか、
感じていることを
まるごと受け入れてあげてください。

一時的に気分を落ち着かせることが出来ます。

そして、自分が欠点や弱さをさらけ出しても、
その素の自分を出したときに、
支えて応援してくる人が、
本当に大切にひとです。


あなたが無理をしていないと
認めてもらえなかった人と離れたことで、
私は、本当に大切なことに気付きました。


そして、ちょっと苦しくなってきたら、
「緊張したあとは、深呼吸をして気を緩ます」
「オンとオフ」の切り替えや、

HSS型の行動力を生かし、
問題を、一旦遠ざけ、
「嫌なことを全部忘れて遠く出かけてみる」
というのもお勧めです。

なによりも自分自身を労わりながら、
仕事は、自分の能力を発揮するところ
という気持ちで取り組むと楽だと思います。


今後も、また、HSPの気質を持つ方たちが
自己理解を深め、
より良い幸せを感じるライフスタイルをご提案していきます。

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