いよいよ夏本番。
暑いのが苦手な私は、暫くNetflixのドキュメンタリー番組にハマって、
ずっと引きこもりがちな毎日をおくっていたのですが、
なんとなくこのままではいけないような、”旅に出たい”という気持ちにかられ、
「この勢いと情熱がなくなる前に行動しよう!」と思い立ち、
以前から行きたかった『大ゴッホ展』へ東京方面まで行ってきました。
なるべくコストを抑えるために新幹線を使わずに
夜行バスで日帰り0拍3日というかなりハードなスケジュールを決行。
旅行を思い立ったのが10日前。
ゴッホ展はオンラインチケットの予約が10日前には、もう完売してしまっていたので、なるべく早めに上野の森美術館に行って当日券を並んで購入するしか手に入る方法はありません。しかも前日の日曜日は、開館時間前9時までに並んだ人たちの分で当日券はsoldoutだったとか。
さて。一体どうなることやら。良ければ、一緒に旅をした気分になってもらえた嬉しいです。
まずは行く前にシミュレーションしてドーパミン全開

去年11月に美術検定の3級に挑戦しました🙌
受験の合格特典の1つとして、日本国内のいくつかの美術館が若干の割引入館できる。行きたい美術館が数ヶ所入っていたので、当初の予定では、『大ゴッホ展』以外に、割引対象となる美術館を2~3館くらいまわる美術館巡りを目的に行くつもりでした。
行く前にいろいろ想像して、この美術館とあの美術館をまわるには、~駅で山手線に乗って~とシミュレーションをしてみたり、他にも、久しぶりに横浜中華街で昔食べたエッグタルト食べたいな~とか、箱根のポーラ美術館も、今印象派の作品が揃っていてお勧めされていたなぁ、梅雨時期の鎌倉は素晴らしいと聞いていたので、鎌倉方面も絶対外せないなと行きたいとこ沢山。けれど、やっぱりメインはゴッホだと。考えているだけで頭からドーパミンが沢山出ている気がして、行く日まで毎日妄想を膨らませながら楽しみにしていました。
けれど若い頃とはちがう自分の体力や1日しかない時間の中で、沢山できるような気分にだけなっていて、実際に行ってみると、予想とは全く違い、誤算が数多くありました╮(╯-╰)╭。それでも、久しぶりのひとり旅に胸が高鳴る思いのアラフィフなのでした。
小雨がふる古都鎌倉へ
前日、日曜日夜の11時30分地方出発の夜行バスに乗り、ついたのは、今回は、東京ではなく、横浜駅に7時40分到着。前席の男性に目一杯座席を倒され、到着するまでバスの窮屈さで身体中が痛むのも気にする間もなく、目的地は、大都会のラッシュを避け、癒しを求め鎌倉方面へ。実は鎌倉一度も行った事がありませんでした。紫陽花と古寺、そして湘南の海も近く、ずっと前から行ってみたい場所でした。
朝、8時すぎに鎌倉駅に到着。天気は、やや小雨が降り不安定な曇り空。傘は持っていかなかったので、雨具を着ようと思いましたが、湿度の高さで余計暑い気がしたので💦小雨にぬれながらの散策しました。平日の朝方ということもあり、観光客や人出も多くはなくて(土日はもの凄い混雑しているそう💦)ちょうどいい感じ。駅前に少し出ると通りの両側に小さなお店が連なり、そのまま行くと鶴ケ丘八幡宮へと続きます。
鎌倉と言えばやはり江ノ電。
鎌倉駅周辺をゆっくり歩いていろいろ観光したい気持ちでしたが、ゆっくりしている暇はありません.〒▽〒。鎌倉駅からローカル線の江ノ電に乗り換え、3つ目の長谷駅で降りました。

ローカル線車内はグリーンの腰掛椅子に、天井になんだか昭和を感じる扇風機が廻っていて、車内は超々涼しかった。降りる際、切符が吸い込まれる改札口だと思い切符を用意していたら、予想に反して切符を古いポストに入れるタイプ。
地方の無人駅を思わせる古いポスト📮に親近感を感じつつ思い出に持ち帰りました。
大仏か長谷寺の紫陽花の二者択一。どちらかを諦めるしかない
長谷駅近くには、鎌倉大仏がある高徳院や紫陽花と寺と見晴台が素晴らしい絶景が見られるとして有名な長谷寺が主に観光名所です。
しかし私はここでこう思ったのです。きっと長谷寺をゆっくりまわっていたら、ゴッホ展のチケットを取れないかもしれない。長谷駅に着いたのは9時。何としても、絶対に11時前までに上野駅に行かなければ‼なので長谷寺の前まで近くまで行ったものの、「ゆっくり寺のなかを廻って、花や庭を眺めていたら、きっと間に合わない」「うちの近所の紫陽花もすごく綺麗だから帰ったら近所の紫陽花を眺めよう」と。なんとか自分を納得させました。
今回は、大仏を見て気持ちを鎮めることにしようと。長谷寺は次回必ず行くと。そう選んだのは大仏の方。実際に撮影した写真。大仏様の斜め45度so cool!!

まず入口には、大仏様を守る高徳院の仁王像(阿形・吽形の金剛力士像)が待ち構えています。向かって右側が阿形(あぎょう)像口を「あ」と開いています。始まりや誕生・宇宙の起源を象徴します。口が開いて、邪気を威嚇する姿を表しています。
一方、吽形(うんぎょう)像は、口を閉じています。力を内に秘め、静かに仏法を守る姿を表しています。「吽」はサンスクリット語の最後の音で、終わり・完成・宇宙の帰結を象徴します。始まり(阿)から終わり(吽)まで、宇宙のすべてを守るという意味がある。
門をくぐるときは、始まりを意味する阿形の右側を通るといいそうですよ!
「この2人は息がぴったりね」という意味でよく使われる『阿吽(あうん)の呼吸』という言葉は、阿形・吽形が「二体一対」2つがぴったり息を合わせて一体となり、寺や仏法を守ることから、「息が合う」「以心伝心」という意味でこの言葉が生まれたという説があります。
永い間、風雨に耐えてきた逞しい鎌倉大仏
昔なつかし修学旅行で奈良の大仏に行ったことを思い出し、そういえば奈良の大仏は、屋内というか大仏殿の中に大仏があったのに、鎌倉大仏には、なぜ無いのかと。少し調べてみたら、元々は立派な大仏殿があったと記されていました。
1334年に台風で大仏殿が倒壊。その後再建されたが、1498年の明応地震による大津波で、大仏殿は再び倒壊し、二度目の倒壊後は大仏殿は再建されることなく現在に至る。500年以上もの間、屋外で雨風に耐え、鎌倉の象徴として愛され、鎌倉を守ってくれているんですね。「また来るね!」と鎌倉大仏に別れを告げ、東京方面に急ぐ私でした。
上野駅に無事に到着
一度乗り換えを挟み(普段、滅多に電車とか乗ることがないので、東京の複雑な路線や乗り換えもたまになら楽しいo(^▽^)o)、10時44分には上野駅に到着しました。上野の森美術館は、動物園側の出口を出て左方向、急ぎ足で向かいます。もう美術館は開館しているので、美術館近くは、もう整理券を持っている人たちの行列ができていました。『当日券をお求めの方は、こちらへどうぞ~』という天の声が聞こえて、14時半から入場できる当日整理券を無事GETできました!(後々分かったのは、この日はお昼12時ごろには当日券完売していたそう)平日だったことが幸いでした^o^/。
ゴッホ展の入場整理券は14時半。ご存知の方も多いと思いますが、上野駅周辺は、美術館、博物館がたくさん集まっている界隈です。月曜日以外ですと2~3時間ほどなら簡単に時間を潰せるはずなのですが、、、私が行った月曜日は、上野の森美術館以外は、どの美術館も休館日だったんです(;゚Д゚)入場時間まで約3時間もある・・・
「お腹がすいては戦ができぬ」
とりあえず実は、朝から飲み物以外何も食べていなかった私。鎌倉へ行っても、生しらす丼の誘惑にも美味しそうな甘味処の店の前も、下を向いて通り過ぎ、まっしぐらに鎌倉大仏だけに会いに行ってきた。
余談ですが、究極にお腹が空いている時、人は何を1番食べたいと思うのか?
世界中の人に聞いたら面白そうと一人妄想しながら、アメリカ人ならバーガーかな?メキシコ人なら絶対タコス!イタリア人ならパスタかもしかしたらピザかも、中国人ならきっと餃子。そう国によって故郷のソウルフードが究極に食べたくなるのではないかと。私は、その時おにぎり🍙が浮かんだんです。やはり私のDNAには、日本人としてのおにぎりがくみこまれていると確信した瞬間でした⁉
最高に美味しいおにぎりを求めて大塚まで
そういえば最近は、おにぎり専門店が増えてきた気がします。世界中でも日本に来る観光客の方にも、おにぎり専門店はとても人気があるようで、日本人のソウルフードの認知度は向上しているみたいですね。手軽に美味しくて、直ぐにパワーが出てくる「たかがおにぎり、されどおにぎり」。by キヨシ・ヤマシタ

以前テレビ(確かNHKのプロフェッショナルという番組)で特集されていて「おにぎり2回しか握らないって、どんな食感なんだろう」と笑顔で接客している女将さんの顔が浮かんだので大塚駅の近くにある『ぼんご』というおにぎり専門店、東京へ行ったら行ってみたいと思っていたお店。
おにぎり屋さんだし回転は早そうかなと思ったのですが、やはり東京。お店の中が狭くこじんまりしている様子。10人ほどの行列。
おにぎりに入れる具材がかなり豊富。組み合わせで1個のおにぎりに2種類入れることもできる。お腹がすいていた私は、おにぎり3つとお味噌汁付きの平日ランチセット。具材はシンプルな鮭と醬油漬け卵黄と高菜を注文。

お店の中に入るまで30分くらいは待ちましたが、待っている時に、注文を聞いてくれるので、座ったらほとんど待たずに食べることができました!
〈食レポ〉おにぎりのサイズ感は、思っていたよりも大きく、2つでも十分にお腹いっぱいになるはず。優しく握られたご飯と具材が、大きな海苔で包まれていますが、やはり持つと崩れます。お箸のほうが食べやすいかもしれません。お味噌汁は豆腐汁となめこ汁の2種類。豆腐のお味噌汁は、おかわりできます。
最高に美味しいおにぎりでした!他にも、試してみたい此処でしか味わえない具材もあったので是非また、行きたいお店の1つです!
この日は、あのテレビに出ていた女将さんはいらっしゃらなかったのですが、荷物の多いお客さんのカバンを先にお店で預かってくれたり、雨が降ってきたら、外で待っている人に傘を貸してくれたり、それと最近は、布巾のおしぼりを出すお店って少なくなりましたね。布おしぼりで手を拭くとなんだかホッとする。お店の中の雰囲気と活気。心遣いがとても💮気持ちも温かくなるお店でした。
いよいよゴッホ展へ
お腹が満たされたので、再び上野駅へ🚋時間まで好きなあのカフェテラス
お腹も満たされ、他に寄り道もせず、早めの1時過ぎにはまた上野に戻りました。それでも14時半までは時間を持て余してしまうので、この日は国立博物館も国立西洋美術館も芸大美術館も全て入れなかったので、だいぶ足も疲れてきたので結局スタバで時間をつぶしました。けれど上野の公園の中(上野駅隣のビルではない方)にあるスタバは、以前も行った事があって景色や公園を歩く人などを眺められ落ち着けるので、とても大好きなカフェテラス。
すべてはゴッホのため、苦手な行列をがんばって待つ私
だんだん雨が降り始め、雨宿り的にスタバにくる人たちで席を待つ人が増えていきたので、入館時間前の30分前に、上野の森美術館へ。14時30分の整理券を持つ人がもう既に並んで待っていました。(東京に行くと行列は、もう当たり前。普段は、人混みも行列も苦手ですが、これが最後の行列⁉︎だと思い、がんばれ私。)
14時30分ぴったりに遂に中へ入ることができましたが、会場の中もかなり混雑しています。
最初に目にしたのは、ゴッホの作品ではなく農民を描く作品で有名なバルビゾン派のジャン・フランソワ・ミレーの作品。風景画でした。若き日のゴッホは、ミレーにとても憧れていました。ゴッホも初期の頃は、田舎に暮らす人々や農作業する人、田舎の風景が主に描く題材でした。
農作業や畑作業、懸命に働く人たちに敬意と苦労に心を寄せているゴッホの心情が窺えるようでした。
バルビゾン派
1830〜70年代にかけてフランスで活躍した画家グループ。パリ近郊のバルビゾン村やフォンテーヌブローの森に集まり、自然をありのままに描く自然主義的な風景画や農民画。写実的な絵画。
画家を志した初期のオランダ時代の作品は、実際に見てみると、思っていた以上に色彩は暗かったです。
しかしフランスに渡り、画商をしていた弟テオの元で印象派の画家たちとの交流や日本の浮世絵に出会った頃から、色彩に変化があらわれます。同じ画家が描いたとは思えないほど変わるので、本当に驚くほどの変化でした。
会場では、モネやピサロなど印象派の作品も数点見ることができました!
私は、特にカミーユ・ピサロの虹のある風景画がとても気に入ったのでポストカードを購入。 

ゴッホは「ひまわり」が超有名なのですが、実は他にも、たくさん描いていて、他の作品はあまり知られていないと思うのです。ひまわり以外にも優しく柔らかい印象派のタッチで花々を描いている作品が多くあるのでぜひ、知ってほしい。
※ゴッホ展は「夜のカフェテラス」以外は撮影は禁止されています。左図の作品は、大ゴッホ展で見られるものとは異なっています。
夜のカフェテラスは1番最後に見られます。最後も4、5mほど離れたとこから行列に並び、徐々に移動しながら近づいて見られるようになってます。
「夜のカフェテラス」だけは、異彩を放っている目映く、遠くからでもその絵画から放っている後光が放っているように感じます。


1番前に来た!!!
1番明るいカフェの明かりは、何層にも黄色の配色を塗り重ね、厚みを感じます。石畳は、筆後がはっきり分かるほど手前は濃く太めの線や、カフェの灯りが反射しているところや奥に行くにしたがって、薄く細かくなり遠近感を出して多色に塗り重なっていて、ゴッホの筆のタッチを間近に見ていることに驚きと感動です✪ ω ✪
近くに見れば見るほど、この絵画がどれだけ明るいかを感じられます。もう描かれてから130年以上経っているとは信じられないほど、とても艶っぽくみずみずしい。この夜空の色には、カフェの灯りが最高に引き立つ相性の良いコントラスト。うっとりしてしまう美しさでした。
見終わった後はお決まりのミュージアムショップ~そして最後の行列~
もう行列を並ぶのも混雑も正直もう無理だと思っていたのですが、ミュージアムショップは、その日にゴッホ展を鑑賞した人しか入れず、一旦外に出てショップに人数制限を設けていました。どうしても欲しいものがあったので、きっとこれが本当に最後の行列だと信じ、がんばって並びました。こちらが大ゴッホ展で買ってきたものです。


一番の目当てはこの夜のカフェテラス缶。SNSでも話題になっていて、表面が少し立体的なのです。キラキラでしょ✨
中身はこんな感じです↓
クッキー食べたら宝物入れ💍
まとめ
大ゴッホ展は8月12日まで。夏休みに入ると、相当な混雑も予想されます。予約チケットが取れなかった方は、公式サイトXで当日券の販売状況を確認しながら、午前中早いうちにとりあえず買いに行ってみるのが良いと思います。
事前の下調べが不十分で、なかなか一日でまわりたいとこ、行きたいと思っていたとこも行けなかったり、行列を待ったり、都会の人たちの足並みについていけなかったり、断続的に降る雨にもぬれながら、体力も以前に比べてすぐ疲れてしまって大変だったけれど、何事も失敗にめげず::>_<::一週間経っても、帰ってきても、写真や買ってきたグッズを眺めて良かった思い出に浸されいます(❁´◡`❁)。
ひとり旅は、自分だけの最高の時間でした。もしかしたら、もう少しがあるので、次回続きをブログにするか検討中。
